株式会社アイゼル経営研究所

ビジネス・ショート・ショート

ビジネス・ショート
  • 「現代は前期高齢者と如何に向き合うかが成長の鍵。」
    2025.9.28
    昨日誕生日を迎えました。私は前期高齢者の真っただ中です。私は今も現役で働き外食、購買とそれなりに消費活動も続けています。わが国は「人生100年時代」に入り、65歳から74歳のいわゆる前期高齢者が急速に増加しています。かつては「定年後は悠々自適」と言われましたが、今や多くの方が健康で、経験も知識も豊富なので企業にとっては重要な労働力です。全業種人手不足の現代です。前期高齢者の就労意欲をうまく引き出せば大きな戦力になると思います。ただし若手と同じ働き方を求めるのではなく、体力やライフスタイルに応じた柔軟な制度設計が不可欠です。週数日の勤務や時間短縮、専門知識を活かした、多様な関わり方を用意することが企業の競争力につながります。同時に彼らは「有力な顧客層」でもあります。また消費の面でも、前期高齢者は重要です。時間的余裕と一定の資産を持つ層として、旅行、健康、学び直し、住まいの改善など、多様なニーズを抱えています。大手旅行会社は「アクティブシニア向けツアー」を展開し、健康食品や学び直し講座も人気を集めています。企業がこの層を単なる「高齢者」と一括りにせず、価値観やライフスタイルを丁寧に理解すれば、新たな市場を開拓することができます。結局のところ、前期高齢者とどう向き合うかは「高齢化社会における企業の成長戦略」そのものです。雇用と消費の両面で彼らをパートナーとして位置づけ、共に価値を創ることが、これからの企業に求められていると思います。
  • お彼岸に考える「墓じまい」という新しい選択
    2025.9.20
    お彼岸です。春と秋の年二回、ご先祖さまを偲びお墓参りをするこの習慣は、宗教や宗派を超えて多くの方に根付いてきました。お彼岸は、普段なかなかお墓に行けない方でも「大切な人に向き合う節目」として大切にされてきた時期です。先週もこのブログで書いたように近年、「墓じまい」を検討するご家庭が増えています。少子化や核家族化により「お墓を守り続けられるだろうか」という不安が大きくなり、実際に継承が難しいケースが増えているからです。従来の「代々守るお墓」という形にとらわれず、永代供養墓や樹木葬、納骨堂など、新しい供養の形に移す動きが広がっています。墓じまいは「お墓をなくす」ことではありません。大切なのは、これからも安心して手を合わせられる場所を整えることです。むしろ、今のうちに整理しておくことで、子や孫に過度な負担を残さず、家族みんなが気持ちよく供養を続けられる環境をつくることにつながります。お彼岸は、家族が集まりやすい時期でもあります。お墓参りをきっかけに、これからの供養のあり方を話し合ってみるのも良い機会です。どのような形であっても、大切な人を思い続ける気持ちに変わりはありません。墓じまいはその思いを次の世代へ受け継ぐための前向きな選択肢なのです。


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