株式会社アイゼル経営研究所

ビジネス・ショート・ショート

ビジネス・ショート
  • 『下から学ぶ!?』
    2024.5.12
    先週、労働力不足を補うために『子持ち様』を大事にしようと言う話を書きましたが、シニア世代に活躍の場を与える事も労働力不足を補うためには大事な事だと思います。現在、60歳定年、希望者は65歳迄再雇用が法律で義務付けられていますが、先日トヨタは65歳以上の再雇用を拡大すると言う発表をしました。以前このコーナーで紹介した「アルムナイ(卒業生)求人」には定年後のシニアも含まれています。只、シニア人材を活用するには問題も有るようです。先日ある本に、シニアは経験値が高くメンター(助言者)としての立場と、日進月歩のIT技術の進化に対してはインターン(研修生)としての謙虚な態度が組み合わされないと活躍出来にくいと書かれてありました。年功序列で育ったシニアが上から目線で成功体験を語っても現代の知識に疎ければ説得力が無く若手から反発されアドバイスは生かされません。シニアはインターン(研修生)として若者から学ぼうとする謙虚な態度が必要に成ってくると言う事です。本ではメンター(助言者)×インターン(研修生)=メンターンに成らなければいけないと書かれていました。いつの時代でも何歳に成っても下から学ぶ(謙虚に若手に教えを乞う)姿勢が大事なのですね。
  • 『子持ち様を応援しよう!!』
    2024.5.4
    『子持ち様』と言う言葉をご存じですか?独身もしくは子育ての無い就業者が、子育て中の社員を指す言葉で、子持ち社員が子供の急な発熱等で早退、欠勤したことで仕事の負担が増えた前述の社員が不満を抱く時に『子持ち様の早退で、フォローで残業に成った。』と言う風に使われる言葉のようです。私の娘は働きながら2・4・7歳の3人の子供を育てています。彼女は管理職なので早朝会議の早出、定時後の残業と忙しく働いています。早出残業の際は私の家内が、たまに私も孫の駅や保育園の送迎を手伝っています。もし彼女が他県に転勤に成れば孫の長女が中学生にでも成らない限りはヘルパーを雇う予定です。日本は慢性的な人手不足です。欧米のように移民を受け入れない限り、少子化が進む限り、日本の人手不足は続きます。専業主婦が悪いとは言いませんが、子育てをしながら働く女性は貴重な労働力だと思います。『子持ち様』と陰口を叩く前に会社も周囲も働く母親を応援して欲しいと思います。働く母親は必ず会社や周囲に感謝して一生懸命頑張る筈です。結婚しても出産しても働きやすい会社。素敵な会社だと思います。


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